EIJI.COM  最近思うこととか、なんかしら気づいたこととか。そんことを書いていけたらいいかな。
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「俺と課長と清掃会社。」
2006-03-29 Wed 00:42
 「すいません。課長いますか。」

 「少々お待ちください。。。。二階でまっているそうです。」

 受付の人がどうやら内線で課長と連絡をとったようだった。

 「どうも。」

 僕は愛想もそこそこに受付の人が出してくれたスリッパを履いて二階へあがる。そこは久しぶりに来た印刷会社だった。

 「課長、元気ですか。ちょとそこまで来たんでついでに寄りました(大嘘)。」

 「藤田。お前いきなり行方不明になるからこまったぞ。」

 「はは(笑)。元気そうですね。」

 「相変わらずや。忙しい。お前は今何しとんねや。」

 課長は少し髪が伸びていた。うすい頭皮が少しはましに見えるのだった。

 「まあ清掃のバイトしてますわ。」

 「あれもけっこうきつい仕事やろう。」

 「まあまあですかね。(最近はそれもさぼりがちだとは死んでも言え  ない。)」

 そこへ社長までやってきた。この日記には課長ばかりでてきたが、実は社長ともいろいろある。いろいろといってもたいした事はないんだけど、どうもこの社長は俺を気に入っているらしかった。社長いわくこの会社で自分から私に挨拶をしてくれるのは君だけだ、という愚痴のような褒め言葉というか、単純にさみしがりやというか、そんなひとだ。

 「あ、社長どうもお久しぶりです。勝手なことしてすいません。」

 「うんうん。」

 遠い目をしてただひたすらうなずくという、なんともこの人らしいというかなんというか。社長は気のすむまで頷いて仕事に戻っていった。


 「課長、そろそろ失礼します。邪魔っぽいんで。」

 「そうか。わかった。」

 「。。。。」

 「藤田。お前なんでや。ええとこまでやっとったんや。」

 「。。。。。すいません。でも課長には挨拶来ないといけないと考え てたんですよ。」

 
 「。。。ありがとうございます。」

 課長が僕に最後敬語を使ったのが気持ちが悪かった。らしくない、と僕は思った。お前なあ!とガツンと来るのかと思った。でもこの課長が居なかったら僕はきっとこの会社に来ることがなかっただろうから、これはこれでいいのかも知れないと思った。


 僕は受付でスリッパを返した。ロッカーの鍵を郵送してほしいと頼まれた。すいません、すぐに送りますと言って会社の外に出た。



 僕は会社の増築建設がずいぶんと早いことに気付いて、この印刷会社が将来大きくなるだろうかと思った。でも僕にはもう関係ないな、とすぐにスイッチを切り替えた。



 


 そして、僕は結局清掃アルバイトに戻った。すいませんまた明日からお願いしたいんですけど、と上司に電話を入れるとどうやらオッケイらしかった。僕がバイトで入るとこの会社にも利益があるのだろう。断る理由なんかないじゃないかとも思ったが、俺って嫌な奴っと思ったから、すぐにそれを忘れた。


 


 その次の日の仕事にいきなり寝坊をかまして現場に向かう。俺はあとどれくらい床を磨いたら、スッキリとした気持ちになれるのだろう。


 結局、時間をもらった一週間はあっというまに過ぎていく。

 

 

 


 
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